大学編入学の基礎知識

大学編入学試験とは?

大学編入学試験は、大学の2年次、大学の3年次、大学の4年次に入学するための試験です。多くの人に馴染みのない試験ですが、毎年多くの学生が編入学試験に挑んでいます。

大学編入学試験を目指す人は?

短期大学の学生、高等専門学校の学生、専門学校の学生、通信制大学の学生、4年制大学に在学中の学生、社会人・・・ 試験会場に行くと、様々な年齢の人がいて驚かされます。

大学の編入学試験は、小学校受験、中学校受験、高校受験、大学受験などと違い、様々なカテゴリーの人が挑戦する試験です。そして、多くの受験生を選抜するため、その試験内容は多種多様で、それまでの受験対策が通用しません。

私立大学の定員厳格化と編入学

2016年入試からに国の政策により、私立大学の入学定員管理の厳格化が始まりました。若者の東京一極集中に歯止めをかけるため措置ですが、受験生の進路に大きな影響を与えました。

文部科学省は入学定員を超過した私大に私立大学等経営費補助金の分配を厳しくし、定員の基準を少しでも超過して入学者を受け入れた場合に、補助金を配らなくしました。 

当時の私立大学は入学定員を超過する入学者を受け入れていたにもかかわらず、その8割が3大都市圏に集中していたため、地方私大は逆に定員割れを起こしていたからです。

それまで入学定員充足率が120%以上になると補助金が打ち切られていたのを、2016年度以降、文部科学省は段階的に引き下げました。そしてついに、2019年度は入学定員充足率が100%を超える私大に補助金の減額が実施されたのです。

そのため2019年4月入学の大学入試では、定員ギリギリの合格者にするため各大学は合格者をしぼり、前年より入試が難化してしまいました。「指定校推薦なのに不合格になった」、「4月を過ぎても繰り上げ合格の通知が出た」など、各大学、高校、受験生は混乱しました。それまで、大学受験に失敗した学生の受け皿になっていた専門学校でも、定員超過で不合格を出す学校もでていました。

そして、2021年4月編入学試験に、当時の高校3年生が挑んでいます。

編入学試験を目指す人のために情報を!

大学編入学試験対策の予備校、通信教育などありますが、大学編入学試験の情報は他の入学試験に比べて驚くほど少ないのが現状です。このHPでは、大学編入学試験合格を目指す全ての人のために有益な情報をお届けすることを目指しています。

編入学試験は、一発大逆転も狙える試験ですが、それも準備をした人にはです。

大学編入学合格を目指して頑張りましょう!